価格は高騰するか

土地価格の推移について

日本の土地価格は近年上昇傾向にあります。特に2010年以降はその傾向が顕著となっています。土地価格が上昇している背景には大きく2つの理由があります。まず第一に日本経済が回復基調に入った事を受け、土地を購入しようという人が増加した事です。住宅を建てることを目的として購入する個人は勿論のこと、取得した土地の上にマンションやアパート等を建設して利益を得ようという不動産業者がこぞって土地の購入に動いている事も価格上昇に寄与していると言われています。第二の理由は日本の物価が上昇していることです。一般的に土地価格は物価動向に連動すると言われており、物価の上昇を受けて土地価格にも上昇圧力がかかっているのです。

日本は島国であるため、限りある土地の価格は上昇を続けるという神話がありましたが、その神話は1990年初頭のバブル崩壊を契機に崩れ、その後は長らく低迷していました。購入需要の低下や日本経済がデフレに突入した事を受け、土地の価格にも下落圧力がかかったのです。しかし、2010年以降、日本経済の回復が顕著になり、物価も上昇基調に転じたことから、20年近く下落基調が続いていた価格は反転し、現在は上昇基調にあります。日本経済の好調はしばらく持続すると予想され、また物価も上昇基調が継続すると予想されていることから、物価に連動しやすい土地の価格も今後しばらくは上昇が続くと見込まれます。特に都心部については上昇幅は大きくなると予想されています。